エゴを自覚せよ
実は今、ペットショップで売れ残っているネコを飼うことを、わりと真剣に検討している。
売れ残っている可哀想なネコを救ってやるんだ!という自分勝手な満足ではない。ただ、ずっとペットショップの小さい箱の中にいるのに比べたら、あまり相手をしてあげられないかもしれないけど、うちにいた方がまだマシかな、という思いです。
ところで、ペットを購入することと子どもを作ることって何が違うんですかね?育てる責任があるものを自らの生活の中に招き入れるという点において。
ペットを愛玩する気持ちって、大なり小なりエゴが入っているでしょう。子どもを可愛がることだって、親のエゴが入ってることが多々あるはずなんです。自分の夢を子どもで叶えたい。うちの子には他の子に負けて欲しくない。うちの子が褒められることは自分が褒められること。みたいな。(母がそうでしたから)
母親の子どもに対する愛情だけが崇高なもののように語られるのって、おかしいですよね。母性神話、大嫌い。でも、よくドラマや小説のモチーフになったりしてるよね。
子どもを理由に例えば職場とかで融通きかせてもらうことは出来るのに、ペットは出来ないのもおかしくないですか?だって子ども作るって決めたのあんたでしょ?大変なんですぅ〜みたいな被害者面すんなよ。自らの選択で庇護するものがいるという点ではペットも子どもも同じなんだよ。子育て頑張ってます〜じゃないんだよ、それ全部お前の選択なんだよ。
とは言ってみたものの、ネコを飼うことを検討してから、なんだか少しだけ楽しいです。愛情を注ぐ対象がいるということが。でも私は決して忘れません。この愛情は、多かれ少なかれエゴなんだということを。